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ソルの病気、肥大型心筋症について

元気そうに見えるソルですが、実は肥大型心筋症という病を患っています。

ちょうど1歳の誕生日を迎える頃(2021年1月)に、一応定期検診を受けておいた方がいいかなと検査してもらう事に。

心臓に雑音が聞こえるということで念のため血液検査エコー検査をしたところ『肥大型心筋症』と診断されました。

 

今回は猫の心筋症について記事を書きたいと思います。

 

 

 

 

猫の肥大型心筋症について

心筋症とは心臓の筋肉に異常があり、血液のポンプ機能が低下してしまう病気です。

猫に特に多いのは肥大型心筋症です。

 

原因

原因は不明なことが多く、メインクーンとラグドールの場合は遺伝子変異が原因とされています。

メインクーン、ペルシャ、ラグドール、アメリカンショートヘアー、スフィンクス、雑種に見られる事が多い病気です。

中でもメインクーンとスフィンクスは他と比べ若齢でも発生する事があるそうです。

うちのソルはラガマフィンで、ラガマフィンのルーツはラグドールとペルシャを掛け合わせた品種なのでラグドールと同じく肥大型心筋症にかかりやすいと言われています。

発症はオスに多いといわれています。

 

症状

心筋が肥大=心室の壁が分厚くなるため、心室の拡張する機能=心臓のポンプ機能が低下します。

心臓のポンプ機能の低下で心臓に血栓ができ動脈が詰まったり、心臓の弁が巻き込まれ血液が逆流するといった症状が起きます。

逆流の症状がある場合、肺血腫胸水のうっ血が起こる事も。

血栓が原因で後ろ足の麻痺心筋梗塞急性腎不全を起こす事もあります。

 

初期症状

初期は無症状な事が多く病院を受診しても気付かれない事もあるそうです。

  • 元気がない
  • 食欲の低下
  • 疲れやすくなった
  • 呼吸が荒い
  • 咳をする

以上の症状が初期に見られやすいといわれています。

 

すでに進行している場合の症状

  • 動きたがらない
  • 失神する
  • 後ろ足を引きずる
  • 後ろ足が冷たい
  • 肉球、歯茎、舌の色が白っぽい

ソルの場合、心音に異常があったので血液検査エコー検査を受けたのでわかりましたが、気付いた時にはすでに病状ががかなり進行している事も。

少しでも異変を感じたら病院を受診しましょう。

定期的に病院に受診するのも早期発見に繋がります。

 

治療

残念ながら病気自体を治す治療はなく、薬物での治療となります。

心臓の働きをサポート血栓ができるのを予防します。

薬物治療を開始すると一生飲み続けなければならないので、どのタイミングで開始するかは主治医と相談しながら決めましょう。

人間の場合だと薬物治療以外にもペースメーカーを心臓に入れたり心臓移植ができますが、猫の場合このような手術は負担が大き過ぎてできません。

 

治療費

年間治療費は平均で約16万円と位割れています。

現時点では薬物治療を行なっていませんが、3ヶ月に1度病院を受診しています。

薬物治療前であっても診察料、血液検査料、エコー検査料等がかかるのでペット保険へのご加入をおすすめします。

 

寿命

病気が判明した時、寿命は気になるところですが下記のように様々です。

  • 治療で寿命を全うする
  • 急激な進行で短命に
  • 突然死

 

心筋症になってしまったら気をつけたいこと

心臓に負担のかからない環境を作る必要があります。

 

温度・湿度の管理

心臓の悪い猫にとって急な温度の変化、湿気や乾燥は負担がかかります。

室温は25℃前後、湿度は50〜60%を保ちましょう。

 

運動の制限

適度な運動は太らないために大切ですが、激しい運動はかえって心臓に負担をかけてしまうのでなるべく避けましょう。

 

塩分(ナトリウム)の制限

猫は人間と違い汗をかかないので塩分を摂取する量は少ないです。

特に心臓病になると塩分の摂取量には気をつけなければなりません。

人間の食べ物をあげるのは論外ですが、市販のキャットフードでも味付けの濃いものがあるので注意が必要です。

不要な味付けをしていない無添加のプレミアムフードをおすすめします。

 

ー 愛用中フード ー

ー その他おすすめプレミアムフード ー

 

まとめ

猫の肥大型心筋症は心臓のポンプ機能の低下で様々な合併症を起こす病気です。

無症状で気付かれにくい病気ですが、ある日突然症状が出る事もあります。

早期発見のためにも定期的な検診、少しでも気になる症状があれば病院を受診しましょう。

 

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